みなさん、こんにちは！

突然ですが…
サンテと言う言葉を聞いたことがありますか？

サンテ（sante）はフランス語で、日本語の「カンパイ！」という意味です。

なので、フランスではお酒を飲むときに日本のようにグラスとグラスを合わせて、「sante！」と言います。
でも、実はフランス語でサンテという単語は健康という意味なのです。

フランス人にとってお酒を飲むのは健康的ということでしょうか？（笑）

ということで…
今回はサンテの起源についてお伝えします！

なぜ乾杯のときに「サンテ！」と言うようになったのでしょうか？

「サンテ」という言葉は17世紀の中世までさかのぼる必要があり、一説では古代から始まった習慣とも言われています。

中世のフランス人たちはアルコールを飲んだり、酔ったりすることが体に良いと信じていました。アルコールは彼らの体を浄化し、回復させると考えられていました（いずれにしても、よく眠ることができたでしょう）。

中世より昔の古代では、宗教的儀式として神々と死者に敬意を表して、血やワインを飲むことがあり、その時にすでにサンテと言っていたという説もあります。

また、中世ではその際に乾杯することにより、毒殺されることを防いでいたという説もあります。

乾杯はお互いのグラス（実際には固いジョッキ、木や金属で作っていました）がぶつかりますので、片方のグラスに入っていた毒を、グラスのぶつかった衝撃で相手のグラスに入れることができました。

それぐらい激しく勢いをつけてグラスとグラスをぶつけるのが中世の乾杯のスタイルでした。

また、乾杯をして相手が飲むことを確認してから自分のグラスに口をつけるという方法で毒が入っていないか確認し、相手との信頼関係を測っていたようです。

「君の瞳にカンパイ」なんていうのはこんなことに由来しているのですね。

現状宴会が開催されることもなく、グラスを合わせて「乾杯!」することもないですね。
ですので、また飲み会が開催できるようになったら、相手を見ながらサンテと言ってみませんか？

Santé !

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