【オスグッド・シュラッター病の原因】
脛骨粗面部の骨端線は、８〜１０歳頃に出現して１６歳〜１８歳で骨端線が閉鎖します。

この骨端線が出現してから骨端線が閉鎖する以前の小児期において、膝蓋靭帯が付着する脛骨粗面部の骨端核に炎症や裂離骨折などの骨化障害を生じる状態をいいます。

ジャンプをよくするスポーツ競技のオーバーユース(使いすぎ)により発症することが多く、成長期の急激な大腿四頭筋(大腿部前面)の過緊張、および下肢のアライメント異常が大きな要因となります。１０〜１４歳の男子に好発する事が多いです。

【オスグッド・シュラッター病の症状】
脛骨粗面部の膨隆、圧痛、運動時痛が主になり、特に正座やスポーツ活動などで床や地面に膝を接した時に痛みが強い。また、骨端線が閉鎖する１８歳頃には症状が消失しますが、脛骨粗面は膨隆したまま治癒することもあります。


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