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市内の咽頭結膜熱(プール熱・アデノウィルス)流行状況について

   北海道では、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)第14条に基づく、発生動向調査を実施しております。令和5年第44週(令和5年10月30日~令和5年11月5日)において、千歳保健所管内の定点医療関あたりの患者報告数が3.8人となり、咽頭結膜熱警報が発令されています。

   ご自身と身近な人の健康を守るためにも、市民の皆様におかれましては、基本的な感染の予防対策や発熱などに備えた準備を平時から行っていただきますようお願いします。

咽頭結膜熱警報の発令基準

警報:1定点医療機関あたりの受診患者数が一週間で3人以上となった場合

咽頭結膜熱とは

   アデノウイルスによる感染症で、プールを介して感染する場合は、ウイルスが含まれた水が結膜に直接浸入して感染し、集団での発生が見られることからプール熱とも言われます。患者の使用したタオルの共有や手指を介した接触感染、飛沫感染でも発症します。咽頭結膜熱は、発熱で発症し、頭痛、食欲不振、全身倦怠感とともに、咽頭痛、結膜の充血、目の痛みや涙が流れる、光がまぶしく感じる、めやに、等の症状が3~5日間続きます。これらの目の症状は一般的には片目から始まり、その後、もう一方の目にも出現します。年齢別では5歳以下に多く見られます。6月頃から徐々に増え始め、7~8月にピークになりますが、季節によらず年間を通じて発症します。学校保健安全法施行規則では、主要症状が消退した後2日を経過するまで出席停止と定められています。

咽頭結膜熱の感染拡大を防ぐための対策

   患者との密接な接触を避けること、流行時にはうがいのほか、石けんで手洗いの上、消毒用エタノールや速乾手指消毒薬をすり込むようにして消毒します。
器具には煮沸や次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が有効です。
プールでは、水泳前後にシャワーでよく体を流い洗すことが大切です。